清水秀子 オフィシャルサイト
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ミュージック・クリニックについて…

ピアニストの緑川愛さんとの共同企画で、毎月一回開催しています。
ミュージック・クリニック」ということで、いわゆるヴォーカルレッスンとは違い、アンサンブルがより楽しめるようになるには何が必要かを、愛さんはピアニストとして、私は歌い手として、それぞれの目線でアドバイスをし、楽器とのアンサンブルについての理解を深めていただくことが目標です。

【音楽は旋律、拍子、和声が一体になって形作られているということを実感してほしい】というのをコンセプトに企画しています。

まずは演奏上の疑問などを伺ったり、あるいはとにかく演奏していただいて、普段セッションに参加したりライブをする時に、うまくいかなくて困ること、難しいと思うことの解決を目指しますので、アンサンブルに必要な基本的な話題が中心となります。

ピアノ
歌の方の参加が多いですが、楽器の方も歓迎しています。これまでにもギターやベース、ドラム、ピアノ、また現在ライブで活動しているユニットの方々の参加もありました。そういった中で・・例えばヴァースのバッキングについて、など実践的な内容にも対応します。
ベース
講師は基本的に愛さんと私の2人ですが、状況によってはベースやドラムを加えた特別バージョンを企画することもあります。普段のセッションだと、ただ一緒にやってみましょうというだけのことが多いですが、このクリニックでは直接アドバイスが貰えます。また、M.C.や服装も含めて疑似ライブを経験してみる、という企画も好評でした。
より楽しいアンサンブルを目指して、私達も刺激を受けながら皆さんと一緒に進んでいきたいと思っています。

現在ミュージッククリニックは、主に都内ジャズクラブで休日のデイタイムに開催しています。お一人の持ち時間は15分程度ですが、前後の方々の時間も聞いて参考にしていただくことで、ひとつでも多くの発見に繋げていただけるよう願っています。

スタジオ
音符歌で参加される方に・・・
楽譜譜面や歌詞をほぼ見なくても歌える程度に慣れた曲で、ご自身のキーの譜面をご用意ください。 目が譜面などに奪われている状態では、自分の身体や周囲を感じ、集中することはなかなか難しいものです。歌い込んでいく過程をお手伝い出来ればと考えています。

歌の場合は基本として、呼吸や共鳴について考えることは避けて通ることはできません。またアンサンブルをする上で演奏メンバー全員が共有する第一の要素であるリズムについての理解とトレーニングは、最も大切なものと言えると思います。
そのようなことを通して、自分の身体を楽器として整えていく楽しさ、またアンサンブルの楽しさを発見していただけたら嬉しいです。

音符「歌う声」 〜 音色 と 言葉 〜
「歌う声」は、普段話をする声と同じではありません。
声は大抵の場合、生まれた時から無意識に使っていますが、音楽用の声は「音色」へのブラッシュアップが必須です。
「音色」とは「響きのある音」のことで、楽器自体がよく響いている状態のことです。

小さい楽器は高く響く音が得意ですし、大きい楽器は低く響く音が得意です。演奏者の体格なども響きの大きな要素になります。練習を始めたばかりのバイオリンの音が「ギ〜コギ〜コ」という雑音と揶揄されるのは、それがまだ「音色」になっていないからです。

音楽の演奏のためには、まずそれぞれの楽器の「音色」を出せるように、さらにその「音色」を自由に操れるよう練習をします。

人の声も、個々の体格、骨格、呼吸などに見合った、よく響く「音色」を育てることがとても大切です。そして「音色」はその人の演奏の個性の大きな部分を占めます。また、そのような「音色」で歌うことは自分自身が一番自然で、心地よいものだということをお伝えしたいです。
他の楽器とのアンサンブルは「音色」同士の響き合いということになるのです。
サックス

そして、もう一つ…歌には「言葉」という要素がありますが、その「言葉」も普段の会話とは違う面があります。

マイク呼気に乗せて自然に、滑らかに、明瞭に、言葉・文章を喋る必要があります。役者が滑舌の訓練や台詞の練習をするように、歌の言葉も練習が必要です。
外国語の場合は日本語にはない息や舌の動きも要求されます。必ずしも細かい発音までネイティブのように、ということではありませんが、イントネーションなどはしっかり理解して練習する必要があります。


「歌う声」についての基本的なイメージをつかむ為の参考になれば嬉しいです。
ミュージッククリニックに ご興味がありましたら お問い合わせフォームより ご一報くださいませ!
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